認知症の治療においては、薬物療法や非薬物療法のみならず、介護も非常に重要です。そして、認知症者の介護は長期にわたるため、介護は治療の一つとして考えられています。
認知症の方への理解と接し方の重要点は以下の通りです。ご参考にして下さい。
・認知症の方の脳の働きをよく理解し共感するようにする。
・視覚・嗅覚・味覚などの感覚も変化してきていることをよく理解するようにする。
・認知症があっても極力現在の日常生活を継続させるようにする。
→残った機能を生かして日常生活を持続する
・出来なくなったことを無理強いさせない。
・自尊心を傷つけない。
→認知症だからと馬鹿にしたり、無視したりはしない。
・老年期以前の生活や仕事を評価する
→自分の過去の生活や体験を思い出させる(回想法)。
身体的疾患などによって、一時的に認知症の症状を示した場合は、原因となった病気の治療が優先されます。認知症では、記憶やさまざまな行動が通常とは異なってきますが、残念ながら現代医学では未だ、失われた機能を元に戻すことはできません。ですので、治療は、身体的、精神的な機能をなるべく長く維持するといったことがメインとなります。
認知症になると、場所や時間、周りの状況がわからなくなってきて、とても不安になります。「大丈夫だよ」と穏やかに声をかけてあげたり、優しい心とまなざしを向けることで、認知症の人はほっと安心することができます。また、慣れ親しんだ環境を整えてあげたり、思い出の品をそばにおくことでも、認知症の人の不安感を和らげてあげることができます。
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